データベーススペシャリスト試験(IPA 情報処理技術者試験 )

昨年の7月以来の更新となります。

だいぶ期間が経過してしまいましたが、2021年10月10日に受けたデータベーススペシャリスト試験(情報処理技術者試験)、何とか合格できました。

受験直後は、合格が難しいと感じていました。午後Ⅰ問1が非常に難しくて、時間を掛けたにも関わらず完答に至らず、その影響で問3も時間がなくなってしまい、合格基準の6割には到底達していないと考えたからです。 (そのため、午後Ⅱは論理設計ではなく物理設計の問題を選びました。)

そういうわけで合格を諦めていたので、Web上での合格発表も見ずに、日常を過ごしていたのですが、ある日IPAから定形外の郵送物が届きました。5年ほど前にも受験して、そのときは不合格だったのですが、確か定型サイズだったはずなので、これはもしかしたらと思い、開けてみると合格証が入っていました。

まさかの合格で驚くやら嬉しいやら。

どうして合格できたのだろうとネットで調べてみると、午後Ⅰ問1が非常に難しかったので、平均点が低く、別の選択問題との得点調整で、下駄をはかせてくれたのではないかという書き込みが多くみられました。そのおかげで合格できたようです。

午後Ⅰ終了の時点で諦めずに、午後Ⅱを頑張って解いてよかったと今更ながらに思います。

ちなみに勉強法ですが、最初はWin10にインストールしたPostgreSQL上で動作させながらDB設計やらSQLを覚えようと思っていたのですが、結局最初に少し試しただけで、結局、書籍ベースの勉強となりました。本当は過去問をたくさんこなすのが良いのだと思うのですが、結局それほどできず、情報処理教科書「データベーススペシャリスト」が中心の勉強となりました。その他、SQLアンチパターンオライリー)も2回ほど読み、試験に直接役立ったのかは分かりませんがとてもおもしろく、達人に学ぶDB設計(翔泳社)も勉強になりました。

RDBは、10年以上前にいわゆるLAMP構成のシステム開発を行っておりPostgreSQLをかなり使っていたり、20年以上前、機会があって、SQLやテーブル設計・正規化の講師をしたことがあるので、まったくの素人ではなかったのですが、かなりのブランクがあり、新しくWindow関数なるものがあって勉強しなおしたりと、受験の過程で学べることが多かったです。

データベーススペシャリスト試験ですが、覚えることはそれほどありませんが、論理設計の問題はかなり頭を使いますし、物理設計も順を追って正確に回答していかないととりこぼしてしまいます。問題の分量に対して回答するボリュームも多く、ハードな試験だと思います。

今後も技術研鑽を継続したいと思います。